「…………っ」
「ん? ああ、もう喋ってもいいよ」
「あっ……た、武持くん、あなた、なんでこんなことを!?」
怯えと怒りの混じった目で日花里ちゃんが僕のことを見てくる。
いつも優しい彼女でもこんな表情をするんだな。
「どうしてって、わからない?」
「わかるわけないでしょう! 真優ちゃんにあんな酷いことをして……!」
「そっか、わからないか。だったら教えてあげるよ」
僕は日花里ちゃんの前に立つと、彼女に顔を近づける。
思わず反射的に後ろに下がろうとしたが、体の自由が利かずにそれができないのがわかった。
「僕がこんなことをするのはね……日花里ちゃん、君のことが好きだからだよ」
「なっ、何を言っているの?」
うろたえたように日花里ちゃんが目を見開く。
そんな彼女に向かって僕は言葉を続ける。
「こんなモブみたいな僕にも君は優しくしてくれた……だから、好きになったんだ。なのに日花里ちゃんは弐天のことが好きなんだろう?」
「そ、それは……」
「しかも真優まであいつのことが好きで……そんなのずるいじゃないか! あいつはなんでも持っている主人公みたいなやつなのに、日花里ちゃんや真優にまで好かれているなんて!」
話しているうちに感情が高ぶり、僕は怒りの言葉を口にする。
モブにだって心はある。欲しいものはある。それなのにすべてを手に入れるのは主人公だけ。
そんな理不尽、許されるはずがない。
「普通だったらモブに過ぎない僕は諦めて、影で悔しがることかできなかっただろうね……けれど、そうはならない」
僕は首から提げた笛を手に取ると、日花里ちゃんに見せつけるようにする。
「何故なら、僕は力を手に入れたから……この力で、主人公からすべてを奪ってやるんだ……」
「武持くん、あなた、さっきから何を言っているんですか……? 正気に戻ってください。あなたはこんなことをする人じゃないはずです」
「ははっ、君が僕の何を知っているというんだい? まあ、そんなことはもうどうでもいいさ」
僕は一旦言葉を切って、震える日花里ちゃんの姿を見る。
そして宣言した。
「だって君は今から、僕のモノになるんだからね」
「バカなことはやめてください。何をされても私はあなたのモノになったりしませんっ」
「本気でそう思う? さっきの真優の姿を見ているだろう? 彼女は普段あんなことをする子だったかな?」
「うっ、そ、それは……」
「まあ、抵抗してくれてもいいよ。無駄だけどね」
僕は笛を口に咥えると、日花里ちゃんに向かって吹いた。
「……あっ……」
すぐに目から光が失われ、催眠状態に陥ったのがわかる。
そんな彼女に向かって暗示をかけていく。
「いいかい? 日花里ちゃん、僕の言葉をよく聞くんだ。君は今のまま、意識はそのままに体の自由が利かない状態が続く……。そして僕に言われたことには必ず従ってしまうよ」
「意識はそのまま……体の自由が利かない……武持くんの言うことに従う……」
「そう、どんなに嫌だと思っても必ず言うとおりにしてしまう……僕が手を叩いた瞬間から、そうなるよ。はいっ」
パンっと、大きく手を叩く。
その瞬間、日花里ちゃんはハッとしたような表情を浮かべた。
「あっ、私……」
「さて、まずはこれを綺麗にしてもらおうかな」
「えっ? きゃああぁあっ!」
日花里ちゃんに向かって愛液と精液にまみれたペニスを突き付ける。
それを見て彼女は大きな声を上げた。
「ごらんのとおり、君の友達のエッチな汁で汚れているだろう? これを綺麗にしてほしいんだ」
「い、嫌、そんなことできません……」
「さっきの見ていただろう? 真優がしていてようにしてくれればいいんだよ」
「だから、できな……えっ、えっ?」
日花里ちゃんが戸惑った声を上げながら、椅子から立ち上がる。
そして上着をまくりあげると、ブラに包まれた大きな胸が露になった。
「きゃああぁああっ、な、なに? どうして?」
驚く彼女とは裏腹に、その手は迷うことなく動きブラもずりあげてしまう。
途端にぶるんっと揺れながら、二つの乳房が顔を現した。
大きなふくらみの中心には綺麗なピンク色をした突起がある。
「おお、これはわかっていたけど、直接見るとすごいね」
「やあぁぁっ、見ないでくださいっ」
顔を真っ赤にしながらそういうものの、胸を隠そうとはしない。それどころかよりいっそう胸を見せつけるかのように、僕の前に膝をついた。
「あ、あ、嘘……やめて……」
嫌がりながらも、自らのおっぱいを両手で抱え上げると、僕のペニスを挟み込んでくる。
「おお、すっぽり収まっちゃったね。さすがだ」
「う、うぅ、こんなの嫌ぁ……」
目に涙を浮かべながら、先ほどの真優と同じようにおっぱいを使って僕のモノをしごいてくる。
愛液と精液が程よいローションになっていて、ぬるぬるとした感触が心地いい。
もちろんそれだけでなく、日花里ちゃんがペニスの先端に舌を伸ばしてくる。
「んっ……れるっ……うえぇっ……変な味がします……れるるっ……ちゅっちゅっ……んちゅっ……」
「大丈夫、何度も続ければそのうち、その味も気に入ってくれるよ」
「や、やだ、お願いです、武持くん。もうやめてください。私、誰にも行ったりしませんから……んちゅっ……れるるっ……」
「ここまで来て辞めるわけないだろ? それにこんなチャンスを逃すわけにはいかないからね。最後までさせてもらうよ」
「さ、最後までって、まさか……」
「ああ、日花里ちゃんの処女は僕がもらう」
「い、いやぁっ、お願いですっ! それだけは許してくださいっ!!」
「そこまで嫌がらなくてもいいだろう? 真優だって初めての相手は僕なんだよ?」
「う、うぅ、でも、私、初めては……本当に好きな人とって……だから……許してください……」
日花里ちゃんが必死になってお願いしてくる。そこまで相手が僕じゃ嫌だって言うのか……。
彼女の反応に僕の胸に暗い炎が灯る。
「そっか、わかったよ」
「えっ、許してくれるんですか……?」
僅かな希望に日花里ちゃんの目が輝くのが見える。
そんな彼女に向かって僕は優しい笑顔で言った。
「本当はもっとパイずりを楽しませてもらおうと思ったんだけど、処女を頂くことにしよう」
「えっ……」
「ほら、パンツを脱いでそこに仰向けになって足を開くんだ」
「やだっ、待って、お願い、お願いですっ!!」
懇願しながらも日花里ちゃんはパンツを脱ぐと、その場に仰向けになる。
そして大きく足を開いた。おかげで大事なところが丸見えだ。
「これが日花里ちゃんのおま〇こか……」
「あ、あぁっ、見ないでください……うっ、うぅっ……」
羞恥からか、日花里ちゃんが小さく体を震わせる。
そんな彼女に構わず、僕はペニスを見せつけるように手に持つ。
「ほら、よく見ておくんだ。これが日花里ちゃんの初めてのチ◯ポだよ」
「お願いですっ! 他のことはなんでもしますからっ、それだけは! 嫌っ、嫌なんですっ!!」
「それじゃ入れるからね。力を抜いておかないと痛いと思うよ」
僕はペニスの先端をアソコにあてがう。
そのまま割れ目に沿って上下に動かした。
いよいよ、真優だけでなく日花里ちゃんの処女をもらう日が来たのだ。
「や、やだっ、いやっ、助けてっ、才くん、助けてっ!」
「残念だけど、あいつは部活で頑張っているよ。ほら、応援してあげなくていいの?」
「うっ、うぅっ、嫌ぁっ、才くん……」
僕の言葉が届いていないのか、日花里ちゃんはぽろぽろと涙をこぼしながら首を横に振る。
その姿に僕は胸がずきりと痛み……思わず、腰を引く──訳が無かった。
「よっと……!」
「あぐっ!? あうっ、あ、ああぁあっ!!」
びっちりと固く閉じた入口を無理やりこじ開けるようにして、ペニスを一気に突き入れた。
ぶちぶちっと何かを突き破る感触と共に、僕のモノが奥まで飲み込める。
「よし、全部入ったよ、日花里ちゃん」
「う、うぅ、痛……痛いです……ぐすっ……ひぐっ……」
「これでやっと僕たち、一つになれたね。もっと喜んでよ」
「ふ、ふざけないでください、私はやめてって何度もお願いしたのに……それなのに……!」
日花里ちゃんが声を震わせながら僕を睨みつけてくる。
まあ、無理やり処女を奪われたのだから当然の反応だ。
「そんなに怒らないでよ。お詫びにいっぱい気持ちよくしてあげるから」
「あぁっ、いや、動かないでください……くぅっ、ぬ、抜いて……いますぐ抜いてくださいっ!!」
「大丈夫、痛いのは最初だけで奥を突かれるたびに、どんどん気持ちよくなっていくよ」
そう言いながら、僕は容赦なく奥をズンズンと突いていく。
まだ十分に濡れていない膣内を往復すると、僕のペニスにも痛みが走った。
「い、いいから、早く抜いてくださ……あっあ、あんっ、ん、んうぅっ!? やっ、な、なんですか、これっ、ふあぁっ!!」
だが何度か奥を突いていると、日花里ちゃんの反応に変化が現れた。
嫌悪と苦痛だけだった声に甘いものが混じり始める。
それにあわせて膣内も愛液で潤い始めた。
「んっん、んくぅっ、た、武持くん……ひうぅっ、や、やめ、やめてください……あひっ、あっあ、あんっ」
「どうして? 気持ちよくなってきたんだろう?」
「だ、誰が……あふっ、私は気持ちよくなんて……ひゃんっ! あんっ、んっ、んうぅっ、んひっ、ん、んうぅうっ!」
ペニスで奥を突くたびに、日花里ちゃんがびくびくっと体を震わせる。
硬くぎこちなかった膣内もほぐれ始めているのがわかった。
「ほら、奥を突かれるのが気持ちよくてたまらないんだろう?」
「ふあぁあっ、あっあ、やぁっ、な、なにこれ……お、お願い、やめてください……私、変……変なんです……!」
「怖がらずに素直に受け入れるんだ。いいかい? 君は、このまま中に出されると一緒にイッてしまう。そしてその快感が忘れられなくなるよ」
「な、中って……いやぁっ、中はダメですっ! ひうぅっ、あ、赤ちゃん出来ちゃいますっ!!」
「真優にも中で出したんだ。日花里ちゃんにも出してあげないと不公平だろ?」
「や、やだっ、ひうぅっ、あ、あひっ、あんっ、あっあ、あくっ、あ、あぁっ、激し……奥、突かないで……ふあぁあっ!!」
日花里ちゃんの意思とは関係なしに、膣内は精液を求めるように強烈なまでに締め付けてくる。
僕はその中をガチガチに硬くなったペニスで夢中になったように往復していく。
「んあぁぁっ、んっん、んうぅっ、んあぁっ、あ、あひっ、あ、あぐっ、あ、あ、あぁあああっ!!」
「ほら、聞こえる? 日花里ちゃんのおま〇こも中に出してほしいって、エッチな音を立ててるよ」
そういって僕はわざと音が出るように腰を動かす。
するとおま〇こが愛液を飛び散らせながらぐちゅぐちゅといやらしい音を立てた。
「や、やだ、恥ずかしい……はひっ、んっん、んうぅっ、んくっ、ん、んひぃっ、ん、んんーっ!」
「ああ、そろそろイキそうだ……中に出すからね、全部しっかり受け止めるんだ」
「うっ、うぅっ、お願い、やめてください……んくっ、ん、んあぁっ、ん、あひっ」
絶え間なく締め付けてくる日花里ちゃんの膣内を前に、どんどん限界が迫ってくる。
僕はラストスパートとばかりに激しく腰を打ち付けていく。
「あっあ、あぁっ、やだぁっ! ひぅっ、ん、んあぁっ、ん、んくっ、あ、あぁっ、あんっ、あ、あぁああっ!」
奥を突くたびにぎゅうぎゅうと膣内がペニスを締め付けてくる。
そして先端が強く奥を叩いた瞬間──
「ぐっ……!!」
一気に限界が訪れた。
快感が爆発したかと思うと、僕は日花里ちゃんの中に射精していた。
「ふああああああああああああぁああぁぁああっ!?」
ドクドクっと凄まじい勢いで彼女の中に精液を注ぎ込む。
それを受けて日花里ちゃんも激しい絶頂を迎えていた。
「あひっ、あっあ、やあぁっ、やんっ、あ、あくっ、あ、あぁっ、あ、あうぅっ、あ、ああっ、これ、凄すぎますっ……んくぅうっ」
膣内が何度も収縮を繰り返しながら、ペニスを締め付けてくる。
真優で一度出したとは思えないほどの量の精液を彼女の中に吐き出していた。
「あ、あ、あ、あひゅっ……んぐぅっ……んあぁっ、ん、んんっ、んうぅうっ」
いま、日花里ちゃんはとてつもない快感の波に襲われているのだろう。
そう、それこそずっと忘れることができないほどの……。
「ふぅ……」
僕は日花里ちゃんのおま〇こからペニスを引き抜く。
彼女は半ば失神したような状態で体をぴくぴくと震わせていた。
アソコからはどろりと赤いものと精液が混じりあったものが溢れだす。
ふと窓の外を見ると、弐天がゴールを決めたところだった。
「……いまはせいぜい主役を気取っていればいいさ」
気が付いたときには……いいや、気が付くこともなく、お前は僕からすべてを奪われるんだ。
そう、モブである僕の催眠……「モブ催眠」によって……。
終わり。